<Archicad 26>
目的
Forwardツールのカスタマイズドアウィンドウはpla形式での保存に対応しておりません。アーカイブ化したものをバージョンアップした場合も、3Dビューや設定画面で欠落が生じてしまいます。
修正方法としては、使用するバージョンごとのForward Libraryへの再リンクが必要です。
▼バージョンアップ後の欠落状態
▼設定画面の欠落がでてしまいます
手順
Forward Libraryのリンク方法としては、PLAデータを開くと、下の画面が表示されます。どこからライブラリを読み込むかを選択できます。
今回バージョン25から26を開いた時のそれぞれの操作をみていきます。
操作1:要素をアーカイブから直接読み込み
アーカイブから直接ライブラリを読み込んだ場合、ForwardLibrary26を再リンクさせると、カスタマイズドアウィンドウの欠落はなくなります。しかし、リンク後、重複などが生じるのでライブラリの整理が必要です。
操作2:要素をフォルダへ抽出
①こちらを選択して実行すると、抽出してライブラリフォルダを保存することができます。
②開いているバージョンのForwardLibrary26を追加ボタンからリンクさせます。重複してしまうので、PCに抽出されたフォルダ(.libフォルダ)からForwardLibrary25を削除します。
③ForwardLibrary26のみ残りますので、重複がなくなります。
操作3:ライブラリを選択
①”ライブラリを選択”を実行すると、ライブラリマネージャが開かれてリンクさせるライブラリの選択が可能になります。今回は特に追加せずOKを押します。
②Ver25からVer26に挙げていますので、移行アシスタントが表示されます。自動移行を行います。
③Migration Libraryが作成され、自動で移行されたので重複が回避されています。
結果
カスタマイズドアウィンドウを使用しているplaデータは「ライブラリを選択」から開かれると重複などは回避することができますが、そのデータで使用しているライブラリ状態にもよりますので、警告などが出ている場合は内容ごとに修正をおこなってご対応ください。
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