Archicadレンダリングの輪郭線表現について

Archicadで輪郭などをだして線画表現にする方法についてです。

３Dビューに出ている輪郭線をそのままレンダリングで出したいときがあると思いますが、見えてるままの輪郭線を表現することはできません。ワイヤーフレーム表現も不可です。

レンダリングでそのままの線を出すことはできませんが、輪郭線を表現する方法としては下記の機能などが使用できます。

■方法１：３Dビューを名前を付けて保存する

３Dビュー画面をそのまま保存する方法です。

3D表示設定で輪郭ありの表示にしておき、ファイル＞名前をつけて保存から、ファイルの種類をjpg、pngに変更すれば輪郭ありの画像として保存ができます。

■方法２：３Dドキュメントを作成する

３Dビューから３Dドキュメントを作成をおこなうと輪郭線のある図面（２D）が作成できます。設定でカラーを出すようにすることができます。

■方法３：エンジンスケッチで表現する

①表現したいものに近いシーンを選び、そこから調整をおこなっていきます。

エンジン：スケッチ

シーン：コヒノール

②ペンで作画したような線にしたいので下のように設定を変更します。サイズによって線の厚さを変更してください。

基本設定：ペンカット

拡張機能：用紙の粗さ0％

スケッチの線の設定：厚さ5％

③結果このようなラフスケッチ表現になります。（サイズ800×600）

■方法４：エンジン Cinewareで表現する

①エンジンとシーンを設定します。

エンジン：Cineware

シーン：アウトドア晴れ標準

②詳細設定にチェックを入れて調整します。

効果：セルシェーダにチェック

　　　カラーにチェック

③結果このように輪郭線が出た状態にすることができます。

注：セルシェーダはコミック調の表現ができる設定です。個々の要素に輪郭が出てしまうので、包絡表示になっていても線が出てきてしまいます。また輪郭は外側の輪郭のみです。

■方法５：BIMxで表現する

BIMxの機能でシェーディング機能というものがあります。この機能でモデルの表現を切り替えることができます。

注：要素ごとの輪郭が表示されます。

iOSやandroidモバイル機器では印刷機能が使用できますのでそちらでPDF発行することもできます。
BIMxから印刷(iOS) - Graphisoft Community
BIMx (Android)から印刷 - Graphisoft Community

バージョン 2024.5720 からBIMx DesktopビューワーでのPDF発行ができるようになりました！