<Archicad 27>
目的
一覧表でパイプツールの重量を表示させたい場合の設定方法についてです。
設定方法
パイプ1本あたりの重量を求めるには、まず、パイプ1mあたりの重量(単位重量)を求めます。
◆パイプ1mあたりの重量(kg/m)=【 外径(㎜)- 板厚(㎜)】× 板厚(㎜)× 材料係数
次にパイプ1mあたりの重量をもとに、パイプ1本あたりの重量を算出します。
◆パイプ1本あたりの重量(kg)= パイプ1mあたりの重量(kg/m)× パイプの長さ(m)
を計算方法として、それぞれプロパティを使用し計算させます。
① 一覧表でパラメータの確認
まず、一覧表設定のライブラリパラメーターで必要な情報を表示させます。(パイプツールの場合全長などがライブラリ部品パラメーターでしか出ない)
・長さ・・・パイプの長さ
・直管材サイズ・・・直径
・管厚・・・管の厚み
このライブラリ部品パラメーターはプロパティマネージャーでの数式には使用できないため、この情報を元に数式を作ります。
② 必要なプロパティを作成する
※プロパティマネージャーの使用可能な分類は「全て」としております。
▼管厚のプロパティ
▼パイプ長さ
▼パイプ外径-管厚 数式を組みます。
▼素材の係数 ※係数は規格の係数としています。今回は0.02491
▼(外径-管厚)✖️板厚
▼1Mあたりの重量
▼総重量
結果
作成したプロパティを一覧表フィールドに追加します。
▼パイプ長さや、管厚は、一覧表でライブラリ部品パラメーターの数値をみて、一覧表上で変更してください。そうする事で数式も自動で数値変更できます。
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