<Archicad 27>
目的
”少数が0の場合には表示をさせたくないが、少数が0以外の場合は表示させたい。”といったときの数式についてです。
小数点が0かどうかを判定する数式を作成して、
”0ならば小数点を表示しない値”を、”それ以外ならば小数点を表示する”といった式を作成していきます。
手順
条件
・例として”壁基準線の長さ”を判定する数式を作成します。
・データタイプは、数値や長さでなく、文字列で行います。
・0かどうか判定の仕方は他にもありますが、こちらでは、余りの数を10倍して、>0かどうかで判定しています。
・数式を作る場合のおすすめとしては、1つのパラメータで全て一度に作るのではなく、出力したい項目を個々につくることから始めるとどこまで自分の行いたい数値が出ているかを確認しやすいです。
①小数点表示1桁
データタイプ:文字列
STR ( STRTONUM ( STRCALCUNIT ( {Property:壁/基準線長さ} ) ), 1 )
②小数点表示0桁
データタイプ:文字列
STR ( STRTONUM ( STRCALCUNIT ( {Property:壁/基準線長さ} ) ), 0 )
③判定用
データタイプ:数値
MOD ( STRTONUM ( STRCALCUNIT ( {Property:壁/基準線長さ} ) ), 1 )
④表示する内容
データタイプ:文字列
IF ( {Property:小数点0切り替え/判定用} * 10 > 0, {Property:小数点0切り替え/小数点表示1桁}, {Property:小数点0切り替え/小数点表示0桁} )
結果
▼ラベルに表示させた結果です。0の時に小数点以下が表示されなくなっています。
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