Archicadのオブジェクトのパラメータをラベルで表示させるためには、そのパラメータを表示するラベルを作成する必要があります。例として、「長さ」のパラメータをラベルに表示させてみましょう。
手順
1.オブジェクトのパラメータ名を確認する
まずラベルに表示させたいオブジェクトのパラメータの変数を確認します。こちらは取得したいパラメータがあるオブジェクトを選択して[オブジェクトを開く]で、パラメータで確認できます。
[ファイル]>[ライブラリとオブジェクト]>[オブジェクトを開く]
今回は、「test」という変数のパラメータをラベルに出します。
2.次にこのパラメータを取得するラベルを作成します。
「新規オブジェクトを作製」で新しくオブジェクト作成画面を表示します。
[ファイル]>[ライブラリとオブジェクト]>[新規オブジェクト]
オブジェクトのタイプをラベルにするため、「詳細」にてオブジェクトのサブタイプを「ラベル」に変更します。
3.2Dスクリプトに移動して、下記のスクリプトを記述します。下記にて、ラベルを付けたオブジェクトのパラメータ内容を取得できます。exprを取得したいパラメータの変数に変更してください。
n = REQUEST ("ASSOCLP_PARVALUE", expr, name_or_index, type, flags, dim1, dim2, p_values)
記載するスクリプトの例としては下記です。こちらを2Dスクリプトにコピーしてください。
!!! オブジェクトのパラメータの値を入れる変数
p_values = 0
!!! オブジェクトのパラメータを取得
n = REQUEST ("ASSOCLP_PARVALUE", "test", name_or_index, type, flags, dim1, dim2, p_values)
!!! テキストの整形
st_p_values = str("%#.0mm", p_values)
!!!文字列の作成
text2 0, 0, p_values !!!取得したパラメータをそのまま表示
text2 0, -1, st_p_values !!!整形し文字列として表示。
作成できたら、オブジェクトに名前を付けて保存します。
4.平面図に戻り、ラベルツールから、作成したラベルを選択し、パラメータを表示させたいオブジェクトに配置すると、オブジェクトの変数を表示することができるようになります。
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