「連合フロア」はSMC9.7で追加された新機能になります。
一般的なモデルには通常、建築、構造、設備などのさまざまな分野の複数のファイルで構成されています。これらの個々のファイルには、必ずしも同じ名前ではないフロアが含まれています。
例えば、建築モデルでは、1階の名前は「フロア1」に設定され、設備モデルでは「1階-設備」としてフロアを分けている場合があります。
連合フロア機能は意匠モデルの階高の定義をベースにフロアを分け、他の分野のモデル要素は、高度に基づいて連合フロアにマップされます。
SMCにあるサンプルモデル(SMCビル 統合モデル)をひらいて頂き、モデルビューのモデルツリーから「連合フロア」を選択してみてください。意匠モデルをベースにフロア別にロードされたコンポーネントを階層ごとに表示することができます。
BIMアプリケーション間でフロアの概念が異なるので、各アプリーケーションのIFCの特性を十分理解する必要あります。SMCファイルに意匠モデル(または構造モデル)が存在しない場合は、連合フロアの算出に下記の方法を利用します。
またSMCファイルに複数の意匠モデルが存在する場合には、下記のように連合フロアが定義されます。
それぞれのフロアの高度に応じて連合フロアが定義され、一覧に表示されます。同じ高度のフロアが存在する場合は、任意のIFCの”IfcBuildingStorey”に従い連合フロアが定義され、特定のモデルをマスタとする事はできません。
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