BIMcloudをインストールする前にお読みください
- BIMcloudをインストールする前に、こちらの注意事項をお読みください。BIMcloudの構築には、ネットワークに関するIT知識が必要です。また、利用規模や頻度に応じて適切なマシンをご用意ください。
- BIMcloudの通信は社内ネットワークを前提としております。インターネット環境で利用する場合は、BMAP(BIMcloud Authorized Platform)のご利用をおすすめしております。BMAPのBIMcloudは、安全に通信を行なうことができるように環境がカスタマイズされています。
- BIMcloud Basicのインストール方法はこちらをご確認ください。
BIMcloud をインストールする手順は以下の方法で行います。
インストールプログラムをダウンロード
BIMcloudは下記からダウンロードを行います:
ダウンロードしたプログラムを実行
インストールプログラムをダウンロードできたら、実行します。
セットアップタイプを選択
新しいBIMcloudをインストールする場合は、「新しいBIMcloudまたはBIMcloudコンポーネントのインストール」を選択します。
「新規のBIMcloudをインストール」を選択
BIMcloud ManagerとBImcloud Serverを1つのマシンにインストールする場合は、上記の「新規のBIMcloudをインストール(推奨)」を選択します。(利用規模が大きい場合は、BIMcloud ManagerとBIMcloud Serverは別のマシンに分けることを推奨しています。マシンを分ける場合は、「単一コンポーネントのインストール」を選択してください。)
使用許諾に「同意」
使用許諾に「同意します」にチェックを入れます。
インストールの開始
インストール先の選択します。
インストールの開始
BIMcloudの設定へ
インストールが完了すると、次に設定を行います。
BIMcloud Serverの基本設定
通信ポートを変更することができます。BIMcloud Serverには、デフォルトで22001が表示されています。(この後のBIMcloud Managerのデフォルトポートには22000が設定されます。)既に22001が使用されている場合は、別のポート番号が表示されます。
データの保存場所(チームワークプロジェクト、ライブラリ、キャッシュ)に変更がなければ、そのまま次へ進みます。
「ファイルストレージ」には、ライブラリやチームワークプロジェクト以外のファイルが保存されます。
「バックアップ」は、BIMcloud Serverのフルバックアップの取得の際に有効化されている必要がありますので、チェックを入れてバックアップの保存先を指定しておきます。
「スナップショット」は、デフォルトでチームワークプロジェクトのフォルダに保存されますが、別のフォルダに保存する場合はここで指定します。
設定後、「起動」を押すとBIMcloud Serverが起動します。
バックアップ有効化にチェックを入れると、このような警告が表示されることがありますが、「OK」をクリックして改めて保存先フォルダのパスを指定してください。
設定を完了すると、下記のメッセージが表示されます。
BIMcloud Managerの設定へ
続いて、BImcloud Managerのインストールを行います。先ほどと同様にインストールを進めていきます。
ブラウザからBIMcloud Managerにアクセスした際にデフォルトの言語を選択します。日本語で表示させる場合は「日本語」を選択します。
使用許諾に「同意」します。
インストール先を設定します。
内容を確認してインストールします。
インストールが完了すると、続けて、BIMcloud Managerの設定を行います。
BIMcloud Manangerの基本設定
BIMcloudの表示名、通信ポートを変更することができます。BIMcloud Managerには、デフォルトで22000が表示されています。(上述のBIMcloud Serverのデフォルトポートには22001が設定されます。)既に22000が使用されている場合は、別のポート番号が表示されます。
BIMcloudのスーパー管理者である「masteradmin」のパスワードを設定します。
データフォルダは特に変更する必要がなければ、そのまま次へ進みます。
「バックアップ」は、BIMcloud Managerのフルバックアップの取得の際に有効化されている必要がありますので、チェックを入れてバックアップの保存先を指定しておきます。
設定後、「起動」を押すとBIMcloud Managerが起動します。
バックアップ有効化にチェックを入れると、このような警告が表示されることがありますが、「OK」をクリックして改めて保存先フォルダのパスを指定してください。
設定が完了すると、下記の画面が表示されます。
ブラウザを起動して、マスター管理者(masteradmin)としてログイン
続いて、ブラウザから設定を行います。設定を完了する下記の手順が最初に表示されます。
マスター管理者(masteradmin)
masteradminとして設定したパスワードを入力し、続行します。
最初のユーザーを作成
マスター管理者(masteradmin)以外のユーザーを作成します。最初のユーザーとして名前、ログイン名、パスワード、メールアドレスを設定します。このユーザーは、初期設定ですべての項目にアクセスできるサーバー管理者権限を持ちます。
製品プラン「BIMcloud」を選択
BIMcloud製品プランを選択します。「BIMcloud」を選択します。
サーバーアドレスの設定
ARCHICADからアクセスするアドレスを指定します。コンピュータ名、IPアドレス、会社のドメインが使用できます。
「現在のアドレスを表示」をクリックすると、現在のコンピュータの情報で候補が作成されます。ただし、固定でないIPアドレスを使用するなど、ネットワーク全体からアクセスできないアドレスは設定しないようにご注意ください。
バーに入力されたアドレスが接続可能な場合は、バー右端の回転矢印をクリックすると、アドレスの左の丸が青くなります。
メールサーバーの設定
ユーザーがパスワードのリセットを行なうために使用するメールサーバーの設定をします。メールを使用しない場合や後で設定を行う場合は、この設定をスキップできます。
続行し、設定が完了すると次のメッセージが表示されます。
「マスター管理者として続行」をクリックすると以下の画面が表示されます。
ログイン後、左上のベルのマークをクリックし、BIMcloud Manager設定を開きます。
BIMcloud Serverのペアリング
左側のペインのサーバーの一覧にBIMcloud Serverが表示されていない場合は、BIMcloud Serverとのペアリングを行ないます。
ルートの「サーバー」をクリックし、右端に表示される「+(プラス)」をクリック、「ペア」を選択します。
「新規BIMcloud Serverをペアリング」のポップアップが表示されます。「BIMcloud Managerのトークン」の文字列をクリップボードにコピー(Ctrl+C)します。
「BIMcloud Serverの設定」を開きます。Windowsデスクトップの場合は、タスクバーの雲マークをクリックします。
先ほどインストールしたBIMcloud Serverを選択し、「設定」をクリックします。
「次へ」をクリックし画面を遷移していくと、3つめに「セキュリティ設定」が表示されます。「BIMcloud Managerの認証キー」の入力欄に、先ほどコピーしたBIMcloud Managerのトークンをペーストします。BIMcloud Serverを再起動します。
再起動が完了すると、設定完了が表示されます。
ブラウザに戻り、ペアリング設定の続きを行ないます。BIMcloud Serverをプルダウンリストから選択すると、サーバーアドレスの入力欄にBIMcloud Serverのアドレスが自動的に入力されます。
BIMcloud Serverの表示名を入力します。
これでペアリング完了です。
サーバー一覧にはBIMcloud MangaerとBIMcloud Serverが表示されています。BIMcloud Managerは1台のみですが、BIMcloud Serverは複数ペアリングすることができます。プロジェクトによってBIMcloud Serverを分けて管理することもできますので、BIMcloudの利用規模や運用計画に応じて構成を検討してください。
BIMcloudへの接続確認
ArchicadからBIMcloudへの接続が確認できたら、これでBIMcloudのインストールは終わりです。
インストールが終わったら、次のステップへ進みましょう
- BIMcloudユーザーライセンスのダウンロード
- BIMcloudユーザーの作成と権限の付与
- Archicadプロジェクトの共有
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