<ARCHICAD22>
ARCHICADのビルディングマテリアルの情報をIFCファイルに出力するためには、要素プロパティにビルディングマテリアルを参照するプロパティを作成して出力する場合と、IFCプロパティにスキームとして追加する方法とがあります。
要素プロパティに追加して出力
要素プロパティにビルディングマテリアルを参照するプロパティを作成し、それを出力します。
1.要素プロパティを作成
[オプション]>[プロパティマネージャー]をクリックし、プロパティマネージャーを開きます。「新規作成」をクリックして新しくプロパティを作成します。下図では「一般性能グループ」に新しく「ビルディングマテリアル」という名前のプロパティを作成しています。
データタイプを「文字列」にし、デフォルト値は「数式」にし、「追加」をクリックして数式エディタを開きます。「パラメータとプロパティ」から一般パラメータ内の「ビルディングマテリアル」を追加します。
次に、この要素プロパティを使用可能な分類を設定します。「使用可能な分類」でどの分類の場合に新規作成したプロパティを使用できるかを選択します。今回は「全て」を選択し、どの分類でもこの要素が使用できるようにします。
2.IFC変換設定で要素プロパティをIFCファイル保存時に出力するよう設定
次に、作成した要素プロパティをIFC保存時に出力するようIFC変換設定を調整します。[ファイル]>[相互運用性]>[IFC]>[IFC変換設定]を選択して、IFC変換設定を開きます。
「エクスポート変換設定」のデータ変換かを編集し、要素プロパティがIFC保存時に出力されるように、「要素プロパティ」にチェックを入れ、「全て」とします。
3.IFCファイルとして保存
このIFC変換設定を使用して保存すると、要素プロパティがプロパティとして含まれたIFCファイルが保存されます。
IFCプロパティとしてスキームに追加して出力
もう1つの方法として、IFCプロパティ自体を追加して出力する方法があります。IFCプロパティを作成して、ビルディングマテリアルを参照するようにルールを作成します。
1.IFC変換設定で新しくスキームを作成
[ファイル]>[相互運用性]>[IFC]>[IFC変換設定]を選択して、IFC変換設定を開きます。エクスポート変換設定のプロパティマッピングから「エクスポート用IFCプロパティマッピング」を選択します。
IFCスキーム設定が表示されます。新規プロパティ/クラスでIFCプロパティを追加し、「ビルディングマテリアル」を参照するようルールを作成します。
2.IFCファイルとして保存
このIFC変換設定を使用して保存すると、新規に追加されたIFCプロパティを含んだIFCファイルが保存されます。
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