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目的
複合壁に単純開口を入力した際、その端部に仕上げを廻した表現にする手順をご案内します。
手順
「柱の断面形状」を使って、表現できます。
以下に手順をご案内致します。
※複合構造は「PB12.5(LGS65)」を使用しているものとします。
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①まずビルディングマテリアルの設定をします。
「オプションメニュー」>「属性設定」>「ビルディングマテリアル」を開きます。
②LGS部分のビルディングマテリアルの「交差の優先度」を「石膏ボード」より低くします。
※「石膏ボード」交差の優先度 500
※「LGS-壁」交差の優先度 520 ⇒ 480
③ビルディングマテリアルの「石膏ボード」を複製します。
「石膏ボード」を選択している状態で「新規作成」>「複製」にチェック>任意の名前を入力して「OK」で閉じます
>ビルディングマテリアル画面も「OK」で閉じます。
④断面形状を作成します。
「オプション」メニュー>「断面形状」>「断面形状マネージャ」を開く>「新規」>任意の名前を入力して「OK」
⑤編集画面が開くので、「塗りつぶしツール」で長方形を3つ入力します。
※「塗りつぶしパターン」は③で複製したビルディングマテリアルを設定します。
※サイズはそれぞれ[石膏ボードの厚み×12.5][LGSの厚み×12.5][石膏ボードの厚み×12.5]とします。
※使用項目は「柱」、構成要素は「仕上げ」を選択してください。
⑥輪郭線を表示したくない部分を非表示にしていきます。
塗りつぶしを選択>輪郭線を非表示にする辺をクリック>ペットパレットの「辺のカスタム設定」をクリック
>「辺のカスタム設定」画面の「切断線を表示」のチェックをはずす
※他の非表示にする辺にも同様に行います。
⑦辺の非表示設定を終えたら、「保存」します。
※非表示設定後は下図のような表現になります。
⑧作成した断面形状柱を単純開口端部に配置します。
まず入力してある「単純開口」を選択して設定画面を開く>「単純ドア開口設定」>「カスタム設定」>「抱き」に両側共チェックをします
これで単純開口端部の線が消えました。
⑨「柱のデフォルト設定」を開き、作成した断面形状を選択します。
高さ等は開口に合わせて設定してください。
⑩断面形状柱を配置します。
※反対側は柱を180°回転させて配置します。
結果
端部に12.5mmを廻した表現になりました。
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