<ARCHICAD22>
ARCHICADの要素が交差した場合の包絡処理はビルディングマテリアルの優先度によって行われますが、それぞれの要素の面が接していて揃っている場合の表現の包絡処理は、材質が同じものかどうかによって変わります。
例えば、異なるツール、異なるレイヤー、異なるビルディングマテリアルを使用していても材質が同じ材質を使用している場合は包絡処理が行われます。これはレイヤーの交差グループを別の番号にしている場合も発生するため、包絡しない様に表現させたい場合は、材質を複製して異なる材質にすることで回避できます。
手順としては下記になります。
- [属性設定]>[材質]を開き、材質を複製する
- [属性設定]>[ビルディングマテリアル]を開き、ビルディングマテリアルを複製し、1.で複製した材質に変更する
要素の側面が面合わせの場合、レイヤーの交差グループに限らず下記の表現となります。
- パターンA: ビルディングマテリアルは共通、材質は共通 → 包絡処理が行われる
- パターンB: ビルディングマテリアルは異なる、材質は異なる →包絡処理は行われない
- パターンC: ビルディングマテリアルは異なる、材質は共通 →包絡処理は行われる
同じビルディングマテリアルを使用していても包絡させないように表現させたい場合は、「材質の上書き」を使用して異なる材質となるようにすると、包絡しなくなります。
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