ARCHICADでGDLオブジェクトを作成する際に、3D形状の切断面の任意の塗りつぶしやビルディングマテリアルの設定を反映させるためには、下記のコマンドを使用します。断面図などで切断面の塗りつぶしを設定したい際に使用します。
切断面にビルディングマテリアルを使用
[SET] BUILDING_MATERIAL
ビルディングマテリアルを定義してから形状を作成します。
3Dスクリプトに、下記のように入力します。
BUILDING_MATERIAL "コンクリート"
block A, B, ZZYZX
ビルディングマテリアルを3D形状にて設定するため、材質だけではなく、断面図でもビルディングマテリアルで設定された内容が反映されます。
切断面に個別の塗りつぶしを使用
SECT_FILL
切断面の塗りつぶしを設定します。このコマンドを入力後に作成された形状の切断面は次の設定が行われるまで、指定した切断面の塗りつぶしとなります。
3Dスクリプトに下記のように入力します
BUILDING_MATERIAL "コンクリート" SECT_FILL "コンクリートブロック", 0, 2, 1 block A, B, ZZYZX;
ビルディングマテリアルで「コンクリート」を指定していますが、その後、「コンクリートブロック」を設定しているため、断面図に表示される塗りつぶしは、「コンクリートブロック」の塗りつぶしが表示されます。
SECT_ATTRS
断面/立面ウィンドウおよびpuroject2{3}で3D要素の切り取り部分に対して使用する属性を定義します。
3Dスクリプトに下記のように入力します。
BUILDING_MATERIAL "コンクリート"
SECT_ATTRS "縦模様", 0, 2, 1, 28
block A, B, ZZYZX
ビルディングマテリアルで「コンクリート」を指定していますが、その後、「縦模様」を設定しているため、断面図に表示される塗りつぶしは、「縦模様」の塗りつぶしが表示されます。また、輪郭の線分をSECT_ATTRSでは定義できます。
SECT_ATTRS{2}
ARCHICAD21で導入されたコマンドです。断面/立面図の3D要素の切断部分で使用する輪郭ペンと線種を定義します。 BUILDING_MATERIALステートメントと組み合わせると、全ての断面/立面属性を処理することができます。
3Dスクリプトで下記のように入力します。
BUILDING_MATERIAL "コンクリート"
SECT_ATTRS{2} 20 ,28
block A, B, ZZYZX
ビルディングマテリアルで「コンクリート」を指定していますが、その後、輪郭線のペンカラーと選手を設定します。
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