<Archicad 27>
目的
手入力で用意したリストの内容を、配置した要素と連携させて、記号をラベルにあらわす方法についてです。
例えば、次のようなリストで、”壁の項目は記号Aで表示させたい”という場合です。
記号 | 要素 |
A |
壁 |
B | 柱 |
C | 梁 |
このような場合プロパティを2つ作り、数式を作成することで、ラベルへ連動することができます。
手順
■「要素」のプロパティを作成する
1.オプション>プロパティマネージャをひらきます。
2.新規作成ボタンから名前をつけてプロパティを作成します。
3.今回はデフォルト値は<未定義>にしておきます。データタイプはオプションセット、オプション設定からリストの要素名を入力していきます。入力が終わったらOKを押します。
4.使用可能な分類は必ず設定してください。特に指定なければ「全て」を選択してください。
■「記号」のプロパティを作成する
1.先ほどと同じように、2つ目のプロパティを新規作成します。
2.設定は次の通りです。
・データタイプ:文字列
・デフォルト値:数式
・数式はIFS関数を使用
・壁はA、柱はB、梁はC...となるように式を作成します
IFS ( {Property:**記号用/要素} = "壁", "A", {Property:**記号用/要素} = "柱", "B", {Property:**記号用/要素} = "梁", "C" )
3.こちらも仕様な可能な分類を「全て」などに設定しておきます。
4.プロパティが2つ作成できたら、プロパティマネージャはOKを押して閉じます。
■配置した要素の設定をおこなう
1.配置した壁の設定を開きます
2.分類とプロパティの項目の中に作成したプロパティが表示されています。「要素」の方をカスタム値に変更し、「壁」を選択します。
3.柱と梁も同じように変更します。
結果
■ラベルに表示させる
1.ラベルツールを要素の上でクリックし、自動テキストのボタンから、作成した「記号」プロパティをダブルクリックして追加します。(一緒に作成した「要素」プロパティも追加してみます)
2.壁の設定で選択された内容をもとに、記号のラベルを表示することができました。
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