サイトメーカーの使用方法

<Archicad>
サイトメーカーは、いろいろな三角測量の手法を用いて、2D の敷地形状を描くための
ツールです。敷地は、互いに結合された複数の三角形で構成されます。

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三角形の作図方法

サイトメーカーを使えば、3 辺の長さを指定するか、あるいは2 辺の長さと1 つの高さ
を指定することで、三角形を作図することができます。新しく作図した三角形は、敷地
の少なくとも1 つの接点に結合する必要があります。敷地の接点とは、現在の敷地の
一部の配置ポイントです。三角形を接合して作図するには、次の３つの方法がありま
す。

連続三角形

最初に三角形を描きます。次の２番目の三角形は、最初に描いた三角形の辺に合わ
せて描きます。新しく作図した三角形の辺は、それが別の三角形の辺を構成している
場合には修正することはできません。それが別の三角形の一部である場合は固定さ
れます。

敷地の境界から三角形

最初に敷地の境界を描きます。次にそれを三角形に分割します。必要な場合は後で、
敷地の境界の外側に追加の線分を描くことにより、この敷地の境界を拡大することが
できます。辺と接点の固定ルールは、「連続三角形」の方法と同様です。

3 接点で三角形を形成

あらかじめ図面に配置した３つの接点を選択することにより、三角形を作図すること
ができます。辺と接点の固定ルールは、「連続三角形」の方法と同様です。

座標ファイルを開く

このコマンドでは、特殊なフォーマットでグループ化され、節点座標の記載した特別な
*.TXT ファイルを開きます。座標が読み取られると、節点が図面上に表示されます。
選択したファイルが、開かない場合や敷地のフォーマットに適合していない場合、警
告ウィンドウが表示されます。

新規の敷地を作成

図面には複数の敷地を作図することができます。このコマンドにより特別なレイヤー
を作成し、そのレイヤーに敷地を含めることができます。後でこの敷地を、選択・消
去・削除できます。敷地は三角形で構成されており、敷地の座標レポートを自動生成
します。

現在の敷地を削除

現在、選択している敷地のレイヤー、およびこのファイルに配置されたすべての敷地
を削除します。

現在の敷地求積表

現在、選択している敷地の敷地求積表を作成します。

環境設定

敷地の作図で使用するオブジェクトの、線種、ペンカラー、フォントの種類、 および方
位の種類を設定することができます。

ツールボックスを表示/非表示

サイトメーカーのツールボックスを表示または非表示にします。このツールボックスに
は、敷地の作図プロセスで使用するすべてのコマンドが含まれます。

節点ツール

敷地の節点を図面に配置するのに使用します。節点ツールをクリックし、次にマウス
でクリックするか、X,Y 座標を入力してEnter キーを押すことにより 図面に節点が配
置されます。節点の配置を中止するには、[制御ボックス]の [キャンセル]ボタンをクリ
ックします。

辺ツール

三角形の敷地の境界辺を描くのに使用します。多角形の作図方法で使用する
Archicad のツールボックスの直線ツールと同様のものです。1 つまたは2 つの三角
形を作図したことが検出されると、[三角形の編集]ダイアログボックスが表示されます。

三角形ツール

このツールには2 つの目的があります。1 つは、図面上で３つの節点を選択した場合
に三角形を作図することです。2 つ目は、三角形ラベル（前に配置した三角形の識別
子です）を選択したときに、このツールを使用して選択した三角形を編集することです。

方位ツール

図面上に方位マークを配置します。このツールをクリックし、次に平面図をクリックして
方位マークを配置します。標識を敷地に配置して方位ツールをクリックすると、[方位
の設定]ダイアログボックスが表示されるので、ここで方位角と方位マークの種類を設
定できます。

道路ツール

敷地の境界に道路を配置することができます。最初に現在の敷地の境界線を選択し、
次に道路ツールを押して道路パラメーターを設定します。

敷地選択ツール

現在アクティブになっている敷地が表示されます。敷地求積図はここで選択されてい
る敷地を表示します。また一度作図した敷地に追加したい場合は、ここで敷地を選択
しておきます。

敷地の表示/非表示ツール

このツールをクリックすると、現在選択している敷地を表示または非表示にできます。

敷地の削除ツール

[現在の敷地の削除]メニューコマンドと同じ機能です。

敷地輪郭線の表示/非表示ツール

このツールをクリックすると、現在選択している敷地輪郭線を表示または非表示にで
きます。