このバージョンでは、前回のリリース(25.3.0)を踏まえたマイナーアップデートとして、いくつかの機能改善および不具合修正が行われました。モデル更新の設定やBCFLiveviewへのインポート問題のパフォーマンスの改善、計測ツールなどより使いやすくなった機能を実装いたしました。
主なマイナーアップデート
#1. モデルの更新機能の改善
モデル更新に関する設定と手動更新が、それぞれ独立したダイアログとして分離されました。
-
-
モデル更新の設定では、モデルごとに「自動」「通知」を設定可能に。チェックを外すと手動更新になります。
-
複数選択による一括設定や、モデルパスのコピー機能も追加。
-
モデルの更新では、現在のバージョン、最新バージョン、更新の必要有無が明示され、モデル更新の確認ダイアログが改良されました。
-
利用可能なモデルアップデートの通知がより見やすく改善されました。クリックすると、更新するモデルを選択できるモデル更新ダイアログが開きます。 ユーザーは、不要なモデルの選択を解除して、アップデートを進めることができます。
-
#2.計測ツールの改善
-
計測ビューに表示/非表示、コピー/値付きコピー、測定の削除のオプションを備えたポップアップ メニューを実装しました。
-
すべての測定値を一度に非表示または表示するボタンを実装しました。
-
面積の測定位置がクリック位置に配置されるように変更しました。
#3.干渉検出マトリックスの操作性改善
-
行・列の追加/削除/移動がより簡単に操作可能になりました。
#4.分類(Classification)の改善
-
分類においてスペースを2Dまたは3Dで表示するオプションを追加しました。(分類設定のチェックボックスで切替可能)
これにより、用途や状況に応じて視覚的に分かりやすい形式で分類内容を確認できます。
コミュニケーション機能の改善
-
空のプレゼンテーションの作成が可能になりました。(設定項目も追加)
-
判定/期日/ステージの一括編集が可能に
パフォーマンス向上
-
BCF Liveビューでの課題インポート処理のパフォーマンスを大幅に改善
-
APIによる可視化処理の高速化(例:Clash Detection Matrixの結果表示)
不具合修正
BCF Live Connector関連
-
ユーザー権限によりトピックの編集が許可されていない場合、Trimble Connectにコメントが保存されない問題を修正
IFC関連の修正
-
押出形状の数値が大きすぎることで、3D表示がブレる問題を修正
-
IFC座標系の補正処理により部材の向きが不正になる問題を修正
-
三角形分割・ポリゴン処理の誤りによる開口の欠落を修正
-
GUIDが欠損している場合のIFC4インポートエラーを修正
その他の修正
-
ウォークスルー速度調整ショートカットが編集不可だった問題を修正
-
チェックボックスと連動したAPIルールUIが正しく有効化されない問題を修正
-
ルールによる表示中の計測テキストが非表示にできなかった問題を修正
-
計測値やITOでコピーされた値が常にドット区切りだった問題を修正(カンマに対応)
-
モデル更新の日付が1970年と表示される不具合を修正
▶︎改善点とバグ修正などの詳細はリリースノート(原文)に記載されています。
▶︎最新バージョンにアップデートして、新しい機能を活用してください。
コメント
0件のコメント
記事コメントは受け付けていません。