説明
Archicadチームワークでは、ローカルキャッシュデータを削除することで、同期、パフォーマンス、ファイル破損などのさまざまな問題を解決できる場合があります。ただし、この操作を行うと送信されていない変更が完全に失われるため、注意が必要です。ローカルキャッシュデータを削除すべき主なケースは以下の通りです。
解決方法
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チームワークの同期問題が発生した場合
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自分や他のユーザーが行った変更が「送信&受信」後にも表示されない。
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要素が他のユーザーによってロックまたは確保されているように見えるが、実際はそうでない場合。
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パフォーマンスの問題が発生した場合
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チームワークプロジェクトの読み込みや操作が遅い。
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チームワーク操作中に予期しない遅延やフリーズが発生する。
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変更が正しく保存されない場合
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「送信&受信」後に変更が元に戻ってしまう。
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修正した要素やビューがサーバーに反映されない、または消えてしまう。
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表示やグラフィックの問題が発生した場合
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ライブラリオブジェクトが黒い点として表示される。
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他のユーザーには見えている要素が自分の画面では正しく表示されない、または消えている。
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キャッシュ関連のエラーメッセージが表示された場合
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例:
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「互換性がない、または破損したキャッシュファイル」
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「最後のチーム操作中にエラーが発生しました」
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「Archicadキャッシュを開けません」
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Archicadをアップグレードした後
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同じチームワークプロジェクトで新しいArchicadバージョンに切り替えた際、以前のバージョンのキャッシュが互換性の問題を引き起こす場合。
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Graphisoftサポートから指示があった場合
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特定の問題のトラブルシューティングの一環として、Graphisoftサポートチームからローカルキャッシュデータの削除を案内された場合。
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ローカルキャッシュデータの削除方法
Windowsの場合
- Archicadを終了します。
- 以下のフォルダへ移動します:
C:\Users$$YourUsername]\GRAPHISOFT\TW Data
- 「TW Data」フォルダ内のすべての内容を削除します。
macOSの場合
- Archicadを終了します。
- Finderで「移動」>「フォルダへ移動」と進み、以下を入力します:
~/Library/Application Support/GRAPHISOFT/TW Data
- 「TW Data」フォルダ内のすべての内容を削除します。
重要な注意事項
- 作業内容の保存:ローカルキャッシュデータを削除する前に、必ず「送信&受信」を行い、すべての変更を保存してください。もしくは、作業中の内容を単独プロジェクト(PLN)として保存しておくことも推奨されます。
- プロジェクトへの再参加:ローカルデータを削除した後は、チームワーク > プロジェクト > チームワークプロジェクトに参加 から再度プロジェクトに参加し、新しいキャッシュをダウンロードしてください。
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