<Archicad 25>
目的
手摺ツールを利用してフェンスを作成したときに、上部に有刺鉄線を作成したい時があるかと思います。
オブジェクトを配置するということも可能ですが、(最後にURLを紹介)
手摺ツールで作成することのメリットとして、子柱の調整や、傾斜に合わせて配置できるというメリッドがあります。
今回は手摺ツールで作成する1つの案をご紹介させていただきます。
こちらを参考にご自身の作成したい手摺を作成されてみて下さい。
※こちらのナレッジでも格子フェンスの作成方法ご案内してます。
手摺ツールで格子フェンスの作成(材質テクスチャ透過での作成方法) – GRAPHISOFTナレッジセンター
手順
寸法はお好みで調整されてください。
①材質の作成(グリッドフェンス用)
ペイントタイタニウムホワイトより複製しています。
※テクスチャサイズや角度は調整されて下さい。
アルファチャネル効果の透過を選択することで透過させることができます。
②レール支柱の作成
断面形状パネルと同じ傾きの支柱の作成を行います。
梁ツールや柱ツールを利用して
柱をモデリングします。
(今回は円柱で作成しています。材質はスチールを使用しています。)
※平面図上では横向きで登録します。
③手摺の作成
今回はデフォルトで入っているアルミ手摺-ガラスパネルを基準に作成していきます。
・セグメント
高さとパターン配列数値を調整します。
※数値は調整されて下さい。
・トップレール
不要ですので削除します。
・レールを追加します。(レールを追加することでパネルを上下に分割することができます。)
高さの調整
水平範囲のオフセット
レールの形状、材質の設定を行います。(下のレールにも形状、材質を割り当てます。)
有刺鉄線の部分をレールで表現します。
高さとオフセット値を調整します。
・子柱
はじめに作成した、子柱を割り当てます。
・パネルの設定
材質上書きを利用しグリッドフェンスを割り当てます。
(必要であれば水平オフセット値を入力し一話合わせて下さい。)
親柱に③で作成した支柱を割り当てます。
設定は以上となります。
※平面図上での注意
デフォルトの設定では見えない設定になっておりますので
モデル表示オプションの手摺オプション
手摺り平面図シンボル構成要素にて表示させるように設定されてください。
結果
今回はパターン配列としても1000など割り切りやすい数値を利用しております。
オフセット値など各々異なるかとは思いますが、いろいろ操作をお試しいただければと思います。
忍び返し
こちらはレールパネルで作成したものを割り当てています。
作成の手順としては忍び返しをモデリングし、作成したものを
ファイル>ライブラリとオブジェクト>選択内容に名前を付けて保存>レールパネルで登録し、
パネルの設定で割り当てています。
また、手摺ツールではなく
オブジェクトとして出ているものもあるのでそちらを利用してみるのもいいかもしれません。
エクステリアオブジェクト
LIXIL Archicad BIMデータ – Graphisoft エクステリアをご確認下さい。
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