<ARCHICAD23 >
ARCHICADではゾーン名を平面図に表示させる場合、ゾーンスタンプを使用します。
ゾーンスタンプはゾーンに対して1つしかないため、複数のゾーン名を配置したい場合はゾーンスタンプで表示させるゾーン名だけでは不足します。
GDLの「REQUEST」を使用して、ゾーン名を取得し、テキストとして表示するオブジェクトを使用します。
テキスト文字列の制御については、GDLオブジェクトの文字を制御する方法を参照ください。
1.新規オブジェクトを作成する
新しくオブジェクトを作成します。[ファイル]>[ライブラリとオブジェクト]>[新規オブジェクト]を選択してオブジェクト作成の画面を表示します。
2.オブジェクトのサブタイプを「図面シンボル」にする
オブジェクト作成画面が表示されたら、[詳細]が表示されます。右上の「サブタイプを選択」をクリックして、オブジェクトのサブタイプを「図面シンボル」に変更します。
3.マスタスクリプトにスクリプトを記述する
マスタスクリプトのボタンをクリックして、スクリプトを記述します。REQUESTを記述してゾーンのカテゴリと名前を取得します。今回は"name"に取得したゾーン名を返します。
下記のスクリプトをマスタスクリプトに入力します。
name = ""
ret = REQUEST ("Zone_relations", "", category_name, code, name, number, category_name2, code2, name2, number2)
ret = REQUEST ("Zone_relations", "", category_name, code, name, number, category_name2, code2, name2, number2)
4.2Dスクリプトに取得したゾーン名を記述する
取得したゾーン名を2Dスクリプトに記述します。今回はtext2を使用して文字列として配置します。
また、オブジェクトの原点がわかるようhotspot2も記述します。
下記のスクリプトを2Dスクリプトに記述してください。
hotspot2 0, 0
text2 0, 0, name
text2 0, 0, name
作成したオブジェクトを配置する
作成したオブジェクトをゾーン内に配置すると、ゾーン名を表示します。
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