リリースハイライト
3Dモデルのナビゲーションがさらに容易に
ナビゲーションマップの改善により、2D平面図の閲覧時と同じ要領でナビゲーションマップをズームおよびパンが可能になりました。部屋にズームインをして、その特定の場所からの3Dビューを表示することができます。また、ナビゲーションマップ上にスペース情報の表示も可能です。
こちらの動画にてナビゲーションマップの新しい機能をご覧いただけます。
確認のパフォーマンスの改善:マルチスレッドに対応
ルールチェックの処理がマルチスレッド対応になりました。Solibriにて使用するコア数を制御することが可能になり、確認にかかっていた時間の短縮を図れます。この機能は、ルールが複数のルールセットに分割されている場合に最も効果的です。
その他の改善
IFCファイルを開く時間の短縮や、ユーザーのリクエストからIFCエンティティに続き、IFCタイプを識別タブにて表示されるようになりました。
このリリースの詳細については、下記の9.10.6リリースノートを参照してください。
9.10.6リリースノート
新機能
ナビゲーションマップの新機能
- ナビゲーションマップでパンとズームがサポートされました
- ロケーションマーカーがより見やすいアイコンに更新されました
- 設定でオン/オフを切り替えることができるスペース情報をナビゲーションマップに表示できるようになりました
改善点
- Solibri Societyからのリクエストに基づく改善
- IFCタイプ情報が情報ビューで表示可能になり、フィルター、分類、情報の取り出し、ルール設定でも参照できるようになりました
- すべてのIFC4定義済みタイプがサポートされるようになりました
- IFCWINDOWは元の色で表現されるようになりました(デフォルトでは透明ではなくなりました)
パフォーマンス関連の改善
- 大きなIFCファイルのオープン時間が短縮されました
- 確認の処理にて複数のコア(マルチスレッド)を使用できるようになりました
- 「選択バスケットに基づいた切断ボックス」は、多数のコンポーネントが選択された場合のパフォーマンスを改善するためにリファクタリングされました
ルールの改善
- ユーザーは、特定のルールで関係を指定するときに方向として「どちらか」を選択できるようになりました
ルールAPIの改善
- ユーザーは、OneByOneRuleの代わりにConcurrentRuleを拡張して、異なるコンポーネントのチェックを同時に実行することにより、カスタムルールを作成できるようになりました。
IFC4
- IFCPRESENTATIONLAYERWITHSTYLEがサポートされました
- IFCTESSELLATEDITEMがIFCBOOLEANRESULT内でサポートされました
バグの修正
BCF Connector
- BCF同期レポートが新しい案件を既存の案件の変更として誤って示す問題を修正しました
- 重複したIFC GUIDを含むオブジェクトを持つモデルがBCFサーバーとの同期の問題を引き起こす問題を修正しました
- 実際のフィルター処理された値に加えて、フィルター処理結果に誤ってnull /欠損値が含まれていた問題を修正
ルール関連の修正
- 存在しないソースまたはターゲット(目標)コンポーネントの失敗に関するルール#222の問題を修正しました。
- ルール#23の制約が更新され、当初は無視されていたより小さなコンポーネントも含まれるようになりました。
- 平行面と隣接面に関するルール#23の説明とエラーメッセージを更新しました。
- 「SpaceToSpaceConnectionChecking」に関するルール#241の問題を修正しました。ターゲット空間の名前が空の配列として誤って示されていました。
- AUTORUNにてゲートキーパールールから誤ったスライド/案件を作成する問題を修正しました。
コメント
0件のコメント
記事コメントは受け付けていません。