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目的
3D上で一部要素の色を変えて表示したい場合などは基本的に
「表現の上書き」を設定する事で可能です。
ですが断面形状に含まれる要素を色変更の対象とすると、
断面形状全体の表示が変わってしまいます。
▼下記のような断面形状の防水立ち上がり面の材質を
黄色に変える表現の上書きを適用させると…
▼断面形状全体の色が変わってしまいます。
なので今回は「表現の上書き」を使わずに、
断面形状の一部のみを色を変えて表示させる方法をご案内します。
手順
▼下記の断面形状の防水立ち上がり部分のみの色を変えれるようにします。
①色変更モルフ用のレイヤを作成しておきます。
②「モルフツール」を選択して設定画面を開き、
・材質上書きで希望の色(材質)に設定
・レイヤを①で作成したレイヤに設定をして「OK」で閉じます。
③「図形作成法:ポリゴン」として、立ち上がり面(色を変えたい面)にカーソルを合わせ、
マジックワンドでモルフを入力します。([スペースキー]を押しながらクリック)
④モルフで面を作成出来ましたが、立ち上がり面と同面なので色が混ざっているような表示に見えます。
モルフに厚みを付けると綺麗に表示できます。
⑤モルフを選択>面をクリック>ペットパレットの「プッシュ/プル」を選択>厚みを付けたい方向へカーソル移動
>[Tabキー]を押すと「距離」に数値を入力できるので「1」と入力して[Enterキー]で確定…で厚みを付ける事ができます。
結果
レイヤの表示/非表示で色を切り替える事が出来ます
▼レイヤ表示
▼レイヤ非表示
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