<ARCHICAD23 >
目的
Archicadのライブラリは「埋め込みライブラリ」と「リンクされたライブラリ」で構成されています。
本記事ではライブラリマネージャーと保存形式の違いについてご説明しています。
説明
1.ライブラリマネージャー
★埋め込みライブラリ
埋め込みライブラリは、プロジェクト固有のカスタムオブジェクトや画像をプロジェクト自体に保存します。これにより、埋め込みライブラリに入っているものは常に使用可能かつ編集可能になります。
プロジェクト固有のライブラリですので、そのプロジェクトでしか使用できません。
▼向いているライブラリ
・材質テクスチャ用またはその他の目的でロードした画像ファイル
※.lcfファイル(ライブラリコンテナファイル )を含めることはできません。
★リンクライブラリ(リンクされたライブラリ)
デフォルトでロードされる標準ARCHICADライブラリに加えて、PC内やクラウド上から追加したライブラリが含まれます。
埋め込みライブラリのオブジェクトとは異なり、データ内に保存されていないので、データ容量を増えません。その代わり、指定している保存場所が変更されたり、無くなったりした場合はデータ内で欠落が発生します。
欠落が発生した場合は、再度該当のフォルダや.lcfファイル(ライブラリコンテナファイル )のパスを指定して再リンクさせる必要があります。
▼向いているライブラリ
.・lcfファイル(ライブラリコンテナファイル )
2.データ保存形式
★単独ユーザープロジェクト(.pln)
ARCHICADのメインとなるファイル形式です。
.plnファイルには、プロジェクト用に生成された全てのモデルデータとビューに加えて、
デフォルト設定、属性、およびライブラリ参照が含まれています。
単独ユーザープロジェクト(.pln)は、以下の場合にお勧めします。
・社内の複数メンバーで作業しており、ライブラリを社内のサーバーなど、保存先変わらない場所に保存している場合 など
★アーカイブ(.pla)
アーカイブとして保存されたドキュメントは、プロジェクトで定義されているライブラリ全てのファイル含めます。
外部で保存されているリンクライブラリなども含まれますのでその分データ容量も大きくなります。
アーカイブファイル形式は、以下の場合にお勧めします。
•リンクライブラリの保存先を読み込めない方とデータを共有する場合(取引先、サポート窓口など)
•完成したプロジェクトの保存
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