リリースハイライト
案件をシームレスにライブで共有し、プロジェクトワークフローを改善
Solibriの新しいバージョン9.12.0では、BCFサーバーにライブ接続を可能にする、BCF Live Connector機能が追加されました。この機能を使うことで、常に最新の情報を共有することができ、信頼性が向上し、案件の管理と伝達に大幅な改善をもたらします。
BCF Live Connectorのために2つの新しいビュー「BCFビュー(LIVE)」と「案件の詳細(LIVE)」が追加されました。新しく追加されたレイアウト「BCF LIVE CONNECTOR」にてご確認いただけます。
BCFサーバーとの接続は以前のバージョンよりも安定され、ライブで通信が行われます。案件管理サーバープロジェクトで作業しているすべてのユーザーは、最新の情報に継続的にアクセスできます。また、2人のユーザーがお互いのデータを上書きする問題を処理するために、「コンフリクトの解決」ダイアログを実装しました。データのコンフリクトが発生した場合、Solibriユーザーにどちらのデータを保持するか選択することが可能です。
ライブ接続は、ネットワーク通信量を最小限に抑えるため、大きなデータの送信を回避し、案件の同期をシームレスにするために、小さなバンドルでデータ転送を処理します。 BCF Live Connectorは、Aconex、BIM Track、BIMcollab、BimsyncなどのBCF API標準に準拠するすべてのBCFサーバーと互換性があります。
BCF Live機能の実際の操作をこちらの動画でご覧いただけます。
新しいBCF Live Connectorの機能は、今回リリースされた新しいバージョンのSolibri OfficeおよびSiteにてご利用できます。 Solibriの無償ビューアのSolibri Anywhereも、BCFコラボレーションワークフローで引き続き重要な役割を果たします。 AnywhereユーザーはBCF Liveの案件の表示、コメント、編集できます。
BCF Live Connectorの使用の詳細については、オンラインヘルプにアクセスしてください。
日本語のヘルプにつきましては、後日ナレッジセンターにて公開いたします。
その他の改善
確認
「選択済みの項目を確認」機能が改善され、すで確認ずみの結果のリンクが案件から削除されなくなりました。また、[選択済みの項目を確認]を使用すると、モデルまたはルールのパラメーターを変更した後に確認結果が変更される可能性があることをユーザーに通知し、操作を続行するかどうかをユーザーが選択できるようになりました。これに加えて、複数の確認決定を含む結果を含むカテゴリから案件が作成されると、これらの確認決定は、[案件の詳細]ビューと同じ方法で[案件]テーブルに一覧表示されるようになりました。これは案件のステータスをより適切に表し、フィルタリングにも役立ちます。
Solibri Developer Platform(SDP)
9.12.0リリースでは、カスタムビュー、確認結果、BCF関連の案件とビューポイント、およびコンポーネントに関して、SDPに多くの改善と追加が行われました。
その他
- Solibri 9.12.0より、ソフトウェアの開発を支援するために、統計的なソフトウェア使用状況データが収集されます。詳細については、こちらをご覧ください。
- Solibri 9.12.0以降、Solibri AnywhereではIFCファイルの統合ができなくなりました。Anywhere製品の変更点について詳しくは、こちらをご覧ください。
その他のリリースの詳細については、下記を参照してください。
Solibri 9.12.0リリースノート
改善点
Java11および15
- JavaランタイムバージョンをOracleJRE8からAdoptOpenJDK15(Windows)およびAdoptOpenJDK 11(Mac) に更新しました。
- UIライブラリとセキュリティ等の修正が含まれています。
- アプリケーションレベルスケーリング、ディスプレイスケーリングしている高解像度スクリーンのサポート
3Dビュー
- 安定性と速度が向上。
- 3Dの表示領域が大きくなりました。フットプリントコントロールとコミュニケーションレイアウトコントロールの領域にも3Dが表示されます。
- 3Dコンテキストが変更されなくなったため、「3Dコンテキストの維持」設定は削除されました。
確認機能
- カテゴリレベルから作成された案件に関する決定は、案件の詳細ビューと同じように、常に案件ビューに反映されるようになりました。
- 「選択済みの項目を確認」は、以前の確認結果へのリンクを案件から削除しなくなりました。
- モデルまたはルールのパラメーターが変更されたときに「選択済みの項目を確認」を利用する際にユーザーに警告する新しい通知が追加されました。
Solibri Developer Platform (Solibri開発者プラットフォーム)
注意:Javaで開発されたカスタムリソースは、AdoptOpenJDK11で実行されます。
Java APIは、次の分野で大幅に拡張されました:
注意:Javaで開発されたカスタムリソースは、AdoptOpenJDK11で実行されます。
Java APIは、次の分野で大幅に拡張されました:
- BCFとコミュニケーション
- 確認結果の処理
- 情報の取り出し
- 3Dビューとカメラ
- カスタムビューと情報
詳細については、Solibri DeveloperPlatformを参照してください。
バグの修正
- IFCモデルを更新すると、更新されたモデルに存在しなくなった特定の値を削除できなかった問題が解決されました。
- モデルを開いた後、ジオメトリ処理の進行状況モニターが表示されない問題を修正しました。
- ComboBoxを使用したAPIルールパラメーターパネルのバグを修正しました。これにより、APIルールで結果が生成されませんでした。
- 3Dのポリゴンとセグメントの交差が見つからなかったAPIのバグを修正しました。
- 分類でBOOLEANまたはSTRING型のカスタム情報の編集が機能していなかった問題を解決しました。
- 特定のSMVモデルがSolibriで開かない問題を解決しました。
- ラジアンではなく度で角度を示すようにITO xlsエクスポートを修正しました。
- フロアの表示/非表示ツールでフロアの短縮名が動的に更新されない問題を解決しました。
- Macでの、右クリックメニューオプションが場合によって選択できない問題を解決しました。
統計的使用データ収集
Solibri 9.12.0以降、ソフトウェアの開発を支援するために、統計的なソフトウェア使用状況データが収集されています。詳細については、こちらをご覧ください。
Solibri 9.12.0以降、ソフトウェアの開発を支援するために、統計的なソフトウェア使用状況データが収集されています。詳細については、こちらをご覧ください。
既知の問題点
特殊文字を含むディレクトリへのインストール
- 特殊文字で名前が付けられたディレクトリにSolibriをインストールすることができません(例、äまたはöを含むディレクトリ)
Macファイル選択ダイアログ
- Macではファイル選択ダイアログが変更されました。必要なファイルを選択することは可能ですが、左側のペインからの一般的なクイックナビゲーションがありません。
タッチスクリーンのサポート
- 2本指のタッチスクリーンジェスチャは9.12.0ではサポートされていません。
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