ArchicadサブスクリプションおよびBIMcloudサブスクリプション - Graphisoftストアで購入 - は最新の「クラウドライセンス」技術を使用しています。クラウドライセンスは、ソフトウェアライセンスに対する具体的な技術的ソリューションです。ライセンスがGraphisoftによってクラウド上でホストされ、WEBインターフェースを通じてアクセスを管理できる事を「クラウド」と呼びます。
クラウドライセンスベースのBIMcloud SaaSのユーザー及びライセンス管理は、BIMcloud SaaS Managerのウェブインターフェースではなく、別のカンパニー及びライセンス管理ポータルで管理されます。
クラウドライセンスベースのBIMcloud SaaSにおけるユーザー管理
クラウドライセンスベースのBIMcloud SaaSにおけるユーザー管理
BIMcloudでサブスクリプションを購入し、BIMcloud SaaSを設定(ストアのカンパニー&BIMcloudメニューでドメイン名を定義)すると、Graphisoft IDカンパニーのメンバーは自動的にBIMcloud SaaSのBIMcloudユーザーとして表示され、Graphisoft IDカンパニーの管理者はBIMcloud SaaS上で全てにアクセスできるBIMcloud管理者(小さな青い星で区別)になります。
Note:クラウドライセンスベースのBIMcloud SaaSでは、ユーザーの個別での作成は不可能です。
BIMcloud SaaSへアクセスBIMcloudユーザーは、サインインにGraphisoft ID認証情報を使用します。
BIMcloud SaaS Managerウェブインターフェースから、BIMcloud管理者は「ユーザー管理」コマンドでカンパニー管理ポータルにアクセスできます。このコマンドは、カンパニー管理ポータルにリダイレクトし、契約管理者または管理者がメンバーを招待または削除できます。
管理者の役割は、カンパニー管理ポータルで GSIDカンパニーの別のメンバーに譲渡できます。
BIMcloud上の一部の個人ユーザー設定 - フルネーム や Eメールなど - は、Graphisoft IDプロファイルから同期され、「プロファイル管理」コマンドは、各ユーザーがカンパニー管理ポータルで自分のGraphisoft IDプロファイルを管理するために使用できます。ユーザーのカラー および 写真は、BIMcloud Saas Managerで指定できます。
クラウドライセンスベースのSaaSにおけるライセンス管理
Graphisoft IDカンパニーメンバーはすべて、BIMcloud SaaSへ自動的に同期されます。ただし、ライセンスが割り当てられていないとログインできません。
スタンドアロンのArchicadおよびBIMcloudサブスクリプションライセンスは指定ライセンスとして使用できますが、Archicad Collaborateライセンスはフローティングライセンスとしても使用できます。
Graphisoft IDカンパニーレベルでクラウドライセンスを管理することができ、管理者はライセンス管理ポータルでライセンスの割り当てや取り消し、フローティング用のグループを作成できます。
BIMcloud SaaS Managerウェブインターフェースの内部では、各ユーザーのプロファイルとBIMcloud Managerパネルに、ライセンス管理ポータルで管理者がライセンスを管理するための'ライセンス管理'コマンドが表示されます。
対応するArchicadバージョン
クラウドライセンスベースのBIMcloud SaaSは、バージョンArchicad 22以降のチームワークプロジェクトをサポートします。以前のバージョンで作成したプロジェクトをお持ちの場合は、最低でもArchicad 22にアップグレードしてください。
しかし、デフォルトでは、BIMcloud SaaSはいわゆる「モダン」認証モード を使用しています。これは、より高いセキュリティレベルを提供しますが、互換性が制限されています:Archicadバージョン27以上、およびDDScadバージョン19以上のプロジェクトをサポートしています。
古いバージョンのプロジェクト(Archicad 22以上)でも作業したい場合は、BIMcloud Managerの設定でいつでも「レガシー」認証モード に切り替えることができます。
BIMcloud SaaSの場合、「レガシー」とは、BIMcloudがArchicadおよびDDScadの旧バージョンに接続できるようにする認証方式を指します。BIMcloudがこれまでに使用してきたのと同じ、安全な方式です。しかし、そのセキュリティレベルはもはや更新されていません。以前のバージョンのプロジェクトに接続する場合、プロトコルは「モダン」方式ほど最新ではありません。
コメント
0件のコメント
記事コメントは受け付けていません。